AO入試・推薦入試、また私大や国立大の二次試験でも行われることがある「面接試験」。
特にAO入試では面接での評価が合否につながる割合が大きいです。
面接の練習などは学校で教えてもらったり、塾で指導してもらうことができると思います。
実際に練習を行なっている方も、まだ知識がない方も
確実に合格を目指すために一度目を通してみてくださいね。
大学入試(特にAO入試)の面接
AO入試などで行われる面接には3つの種類があります。これらの面接試験はAO入試ではほとんどの大学・学部で行われます。
AO入試専門の予備校に通っている方は、面接対策などの指導を受けてご存知かも知れませんが、面接試験を受けるにあたって
最も重要なのが事前準備です。志望動機や志望校に入学らどんな学びを目指しているのか、また専門分野に関する知識や情報を
しっかりと持っておくことが大切です。
自分の考えをしっかり持っておけば、丸暗記しておく必要はありません。あなたの言葉でしっかりと話せた方が心象はよくなるでしょう。
また一つの注意点としては、面接の結果は合否判定に対して「重視する」場合と「参考にする」場合がありますのでそちらもチェックしておきましょう。
主な面接のタイプ
入試面接には大きく分けて3つの種類があります。
①個人面接
②集団面接
③グループ討論
ほとんどの場合、これらのタイプの中から選ばれます。
あなたが受ける大学の面接試験がどのタイプなのかをまず確認しておきましょう。そしてその面接タイプに合わせた対策を行い準備を進めて生きます。
大学によってはグループ討論と個人面接など2つのタイプの面接を行う場合もありますので、そちらも要チェックです。
各面接タイプの詳細
では個人面接、集団面接、グループ討論がそれぞれどのような内容で、どのように進められていくのかを紹介いたします。
また最後には「面接官が面接中にどんなところを見ているか」ということも紹介していきますので、面接対策に役立ててください。
個人面接とは
面接を受ける受験生一人に対して面接官が1~複数人で行われる面接のことを個人面接と言います。
これは多くの大学のAO入試面接で行われる一般的な方法です。
面接では様々なことを質問され、それに応えていくのですが、事前に提出している志望理由書などを元に質問されることが多いです。
志望理由書などの書類は提出してしまうと手元に残らないので提出する前にコピーととっておき、そちらの内容を元に対策を行いましょう。
また質問内容の一つに、志望分野と関係がある教科の問題を口頭で出されることがあります。
一人で複数の面接官に注目されるととても緊張してしまいますが、まずは良い答えを出そう、良いところを見せようとするのではなく、
質問をしっかりと聞き取ることに集中します。型にはまった返答ではなく、面接官と話をするように肩の力を抜いて話すよう心がけると
良い印象を持ってもらえるでしょう。
集団面接とは
個人面接とは違い、面接を受ける受験生数人と面接官数人で面接を行うタイプですね。
その大学を受験した人が多い時に行われることが多いです。
集団面接では、順番に質問されていくことがほとんどですが、他の受験生と同じ質問が来るとは限りません。
同じ質問を全員にされる場合もありますし、受験生全員にそれぞれ違う質問をされることもあります。
他の受験生と答えが被ってしまった場合も、なるべく言い回しを変えたり、表現を変えて質問に答えるとあなたらしさをアピールできるでしょう。
こういう場では、自分以外の人が「立派な人」に見えて来るものです。
ですが焦らなくても大丈夫です。みんな同じことを考えています。
重い空気に惑わされずに自信を持って受け答えしましょう。
グループ討論とは
受験生同士で討論を行うタイプの試験です。
複数の受験生同士であるテーマに沿ってディスカッションを行い、面接官はその様子を観察します。人数は多くても10人くらいになるでしょう。
グループ討論では自分にあった立ち位置(役割)を見つける必要があるでしょう。
例えば中心に立ってリーダーとしてその場をまとめる能力に自信がある場合は率先してリーダーを名乗り出ても良いでしょう。
グループ討論は論争するのが目的ではありません。議題の趣旨をしっかりと把握しメンバー全員で協力しながら議論を深めていくことで
面接官からは高評価を得られることでしょう。
あまり発言しなさすぎるのは良くないですし、逆に一人でずっと喋ったり、人の意見を批判しまくるのはよくないので注意しましょう。
面接官が受験生のココをチェックする
あなたが一番知りたいのはこれではないでしょうか。「面接で面接官は受験生の何をいて評価しているのか」。
おそらく面接試験を不安に思っている人や、億劫だなぁと感じている人は、これが原因なのかも知れません。
何を見られているのかわからない、何を質問されるのかわからない、でも見られてる、というのはとても緊張してしまいます。
質問内容は実際に面接が行われてから出ないとはっきりとした答えはわかりませんが
ですが多くのAO入試面接で、面接官が受験生のどんなところを見ているのかは
基本的にはほとんどの大学も一緒だと思います。
面接官は受験生のどんなところを見ているかというと、まず学びたいテーマが明確でしっかりと目的意識を持っているかを見ています。
そして大学入学後に、実力を発揮できる学生を入学させたいと考えています。
そのため、志望する学部の分野に関する知識や理解度の高さをアピールすることが重要です。
また大学で積極的に学習していく熱意があることもアピールしましょう。
また面接というアウェイな状況で相手の話をしっかりと聞き、しっかりと自分の意見を正確に伝えるコミュニケーション能力もチェックしています。
基本中の基本ですが、身だしなみ、マナー、言葉遣い、教養が身についていることは必ず見られます。
続きを見る→【実際の面接の流れについて】