入試面接について

AO入試面接の定番質問と「NG回答集」

AO面接
AO入試ではほとんどの場合「面接試験」が課せられることになります。

面接は慣れない場で緊張するという人がほとんどではないでしょうか。

面接を行う前から不安で緊張してしまっている、、、という人も多いと思います。

特に高校生の方は面接の経験はほとんどない思います。

アルバイトの面接などは経験があるかもしれませんが、AO入試の面接とアルバイトの面接は違います。

しっかりと受け答えできなければ大学に落ちてしまう可能性もありますので

緊張感はアルバイトの面接とは比べものにならないと思います。

「面接試験ではどんな質問をされるんだろう…」

「間違った受け答えをしてしまったらどうしよう…」

と心配になっていませんか?

AO入試面接に自信を持って臨めるように、この記事ではAO入試の面接でよく聞かれる質問と

印象が悪い答えの例を上げていきたいと思います。

また印象が良くなる答えの例も書いていきます。

面接試験で面接官の方からの好評価を得るために、今から紹介するポイントをしっかりとおさえて

面接対策を行うようにしましょう。

面接でよくある質問と回答例

面接で良くある回答

「本学を志望した理由を教えてください」

NG回答

  • 先生や親、友達に勧められたから
  • 用意していたセリフを棒読み

人に勧められたからという理由で答えてしまうと、主体性がないように感じ取られてしまいます。

先生や親か大学を進められることはよくあることなので悪いことではありませんが、

面接では「なぜあなたがその大学を志望したのか」を話すようにしましょう。

また決めていたセリフを丸暗記して、棒読みで話すというのも印象は良くありません。

暗記したことをそのまま話すのではなく、あくまであなたの言葉で話しましょう。

【ベスト回答例】
私は生まれ育った〇〇(地名)に愛着があります。「地元の発展に貢献する人材育成」というポリシーに共感したことが最も大きな理由です。

またオープンキャンパスにお伺いした際に地域プロジェクトに参加した先輩方にお話をお伺いして、御学に大変魅力を感じました。

こちらのベスト回答例のようにあなたが死亡する大学・学部の方針を調べ、自分のやりたいことと合致しているというアピールができるといいですね。もちろん地元の大学を受ける方もいれば、遠方の大学を受ける方もいると思いますのでその辺りは臨機応変に言い換えるようにしましょう。

「高校での生活で頑張っていたことはありますか?」

NG回答

  • 平凡すぎるありきたりな回答
  • 質問に関係ない回答をしてしまう

部活のことや、学校行事のことを話す受験生がほとんどですが、

一言「部活を頑張っていました」や「文化祭を頑張っていました」

だけではあまりにも中身がありません。

部活を頑張っていたとしたら、何をどのように頑張り、どう感じたのかを明確に話しましょう。

また質問と関係がない回答をしてしまうパターンもあります。質問に対して的確に回答するようにしましょう。

【ベスト回答例】
特に頑張っていたのは、サッカー部での活動です。最初はうまくプレイできませんでしたが、毎日部活以外の時間もチームメイトと練習を重ねることで、自分が成長していることを実感できて、人とのコミュニケーションの大切さも学ぶことができました。

頑張った内容はなんでも良いですが、どんな風に頑張り、どのような変化があったかを話すと大変印象が良くなるでしょう。

「長所と短所を教えてください」

NG回答

  • 回答が一言で終わってしまう。

「長所は〇〇です。短所は〇〇です。」といったように一言で終わってしまうのはNGです。

ちなみに長所に「粘り強さ」をあげる人はとても多いので話し方を少し工夫してみましょう。

【ベスト回答例】
集中して始めたら、最後まで諦めずに継続できる粘り強さが、私の長所であると思います。小学校から始めたスポーツも今でも継続し、練習しています。短所は少し内向的な性格というところです。今後は多くの方と関わり、プレゼンテーションなどの授業、サークル活動などで短所を改善できるように努力していきたいと思っています。

長所を話すときは具体的な実体験を加えて話すと良いでしょう。

反対の短所は、今後の改善策などを付け加えると前向きで良い回答になるでしょう。

大学に入学したらどんなことをしたいですか?

NG回答

  • 「サークルで友達をいっぱい作りだいです」

これでは幼稚園児が小学校に入学するときに答える回答のようです。

「大学はサークルに入るために行くわけではなく学びに行く場所」

というのが一般的な認識です。おそらく面接担当者もそういった認識でいるでしょう。

遊ぶためにウチの大学に入るのか。。。と思われてしまいます。

【ベスト回答例】
主に〇〇の資格取得を目指して、学習していきたいと思っています。それ以外にもボランティア活動、サークル活動などを通じて、「人の役に立つ」活動や自分以外の人との関わりを大切にしていきたいと思います。

後半に付け加えた「やりたいこと」が介護士なら介護など、看護師や医師なら医療関係など志望校・志望学部に関連性がある内容ならより良い回答になるでしょう。

「オープンキャンパスで実際に本学を見てどう思いましたか?」

NG回答

  • 当たり障りのなさすぎる回答

当たり障りのない内容の回答は間違いとは言えないかもしれませんが、

「すごく楽しかったです」といったような少々幼い印象を与えてしまうことがあります。

この場合も志望学部などに関連した学びに関連することや

興味、関心があることをアピールするといいでしょう。

【ベスト回答例】
模擬授業が大変印象に残っていて、今の時代に起きている問題をより深く理解することができました。大学での学びの奥深さを知り、さらに御学で学びたいという気持ちが強くなりました。

具体的に「〇〇教授の」などを入れるとさらに良いと思います。オープンキャンパスに参加するときはいろんなイベントに参加してポイントをチェックしておきましょう。

「他の大学に併願していますか?」

NG回答

  • 「専願です」
  • 「第一志望です」
  • 「第二志望です」

「専願です」と答えるのがNGなのは嘘の場合です。

もちろん本当に専願であれば専願ですと答えて良いと思いますが、ほとんどの方は専願で受けることはないと思います。

正直に話すのが良いのですが、第二志望だったとしても「第二志望です」とはっきり答えるのはNG。

以下のように相手側に配慮した回答ができるとベストです。

【ベスト回答例】
〇〇大学の入試にもエントリーしています。

(両方合格した場合はどうしますか?)

非常に迷っています。

正直に併願であることを伝えるのはOK。しかし第二志望とはっきりと答えるのは控えましょう。

面接担当者側からすると印象は良くありません。

最後に

面接の質問には、あまりに決まり切った答えを暗記して朗読するように回答するのは良くありませんが

ただ率直に思ったことを話すというだけでは合格につながらない場合もあります。

AO入試の面接を乗り越えるには、しっかりとした対策・準備が必要です。

塾や学校で行ってくれる模擬面接をなんども行い練習しておきましょう。

特にAO入試専門塾なら面接対策が充実していることが多いので、一度チェックしてみると良いでしょう。

【大阪で最も選ばれているAO入試対策塾ランキング】

【AO入試】面接当日の流れをチェック!

AO入試面接の流れ

AO入試の面接はとても緊張しますよね。

実際に面接を経験した人はあの空気感を体験している思います。

またこれから面接を控えている人は不安な気持ちを抱いているのではないでしょうか。

今回の記事では、面接当日に面接会場に行って頭が真っ白にならないために

当日の流れを具体的にご紹介いたします。

AO入試対策塾に通っている人はおそらく講師から詳しく聞いて対策をしていると思いますが

もう一度復習するという気持ちで読んで見てくださいね。

入試面接の流れ・対策

入試面接はAO入試では合否の判定に大きく影響する大切な試験です。

ここで面接官に良い印象を与えて、あなたの気持ちをアピールするチャンスですので

面接会場に着いてから面接が終わるまで、しっかりと気を引き締めて臨みましょう。

①面接会場の控室

面接会場に到着すると、控室に案内されます。または案内板などが設置されているので、それに従って控室を目指しましょう。場所がわからない場合はすぐにスタッフなど関係者に訪ねて遅刻がないようにしてください。

控室では仲の良い友達とおしゃべりをしたり、音楽を聞くのは控えましょう。控えるというより絶対にしないようにしましょう。(かなり印象悪いです)

またスマートフォンを触ったり、通話もNGです。

静かに座り、志望動機や自己アピールで面接官に伝えたいことを頭の中で再チェックしておきます。

意外と緊張で忘れがちなことですが、面接会場に向かうまでに身だしなみが乱れている場合があるので、もう一度確認しておきましょう。

自分の順番が回ってくるまで姿勢を良くして、リラックスして待ちましょう。体調不良などでどうしても控室から離れる場合は、面接会場の担当のスタッフの方に丁寧に申し出て対処してもらってください。

  1. 会場に着いた時点で試験は始まっている。
  2. 待機中は静かに、私語・スマホ厳禁。
  3. 姿勢を良くしてリラックスして待つ。

②面接室に入試

控室で名前を呼ばれたらあなたの番です。はっきりと短く「はい」と返事して、面接室に入室します。

入室の際は2回ドアをノックして、室内からの返事を待ちます。

返事が聞こえたらドアを静かに開けて入室します。ドアはいつものように閉めるのではなくしっかりと両手を添えて丁寧に閉めてください。

ドアを閉めたら面接官の方を向き、「失礼します」と行ってお辞儀をしてください。

面接室には椅子が置いてありますが、勝手に座ってはいけません。名前や受験番号を確認されてから「おかけください」や「どうぞ」など声をかけられてからもう一度お辞儀をして着席してください。

座ってから名前と受験番号の確認があったり、順番が前後することはありますがリラックスして適切に対応しましょう。

面接でのお辞儀の基本

お辞儀をするときは脚を揃えて背筋を伸ばして立ちます。面接官の顔をみて上半身をゆっくりと倒していきましょう。

猫背の方にありがちですが、背中を曲げたままお辞儀してしまわないよう気をつけてください。

面接時の着席の仕方

面接室に入室して、椅子の横に立ちます。「座ってください」や「おかけください」、「どうぞ」など声をかけられたら、一例をして静かに椅子に座ります。

深く座らないようにして、背筋を伸ばして脚を揃えます。もちろんですが背もたれに持たれるのは厳禁です。

  1. 緊張で声が裏返ってしまったりしても慌てずリラックス。
  2. お辞儀は挨拶を行ってから。
  3. 座るよう指示されるまで、勝手に座らない。

③面接開始

面接では、事前に提出している書類(小論文・志望理由書など)、面接の課題に沿って様々な質問が投げかけられます。

「どうして当校を志望したのですか?」
「入学後のビジョンはありますか?」
「将来の進路はどう考えていますか?」
「自己PRをしてください」
「高校生活で力を入れて努力していたことはありますか?」

などは基本的な質問ですのでしっかり対策しておきましょう。
またそれ以外にも

「最近のニュースで気になったものはありますか?」
「志望している学部と関わりのある専門知識についての質問」

なども質問内容に含まれる可能性があります。
質問に答えるときは面接官の目を見てハキハキとした口調で答えましょう。

言葉遣いは、いつもの話し方などがとっさに出ないように集中して敬語で答えます。

質問に対する回答は一言で短く返すよりも、結論を述べ、その理由を付け加えると非常に印象が良いでしょう。

質問に答えているときに「あれ、何が言いたいんだっけ」と質問の趣旨から脱線しないように気をつけてください。

  1. 質問の答えは話が脱線しないように。
  2. 面接官の顔を見て受け答えする。
  3. ハキハキした口調で自分の良さをアピール。

④接室から退出する。

面接の終了が告げられてもまだ気を抜いてはいけません。

退室の仕方が雑だと印象が大きく変わります。最後の最後に悪い印象を与えてしまうと、その悪い印象が強く残ってしまいます。

面接が終わったら、椅子の左側に立ち、「ありがとうございました」と言ってからお辞儀します。

ドアに向かって歩き、ドアの前で面接官の方に向き直し、「失礼します」と言って一例して静かに部屋を出ます。

  1. 退室の印象は、一番強く残る。
  2. 「ありがとうございました」の挨拶を忘れずに。
  3. 面接会場を出るまでは気を抜かない。

最後に

面接の具体的な流れと対策を紹介していきましたがいかがだったでしょうか。

塾で面接対策を行っている人はこう言ったことを実際に模擬面接などで練習していると思います。

頭の中ではうまくできそうでも、実際にやってみると難しい部分もありますよね。

それでもなんども練習すればスムーズにできるようになりますので、しっかりと対策して言ってくださいね。

最後に面接対策のポイントをご紹介して終わりたいと思います。

面接対策5つのポイント

  • 服装、態度、言葉遣い入念に確認する。
  • 入退室は焦らず丁寧に行う。
  • 質問の趣旨を理解して、しっかりと趣旨に沿った回答を心がける。
  • 自分の気持ち、意識、熱意が伝わるように、あなたの言葉で自己アピールする。
  • 面接はなんども練習し、体で覚える。

【AO入試面接】受験生に知っておいてほしい面接の基本

mensetsu

AO入試・推薦入試、また私大や国立大の二次試験でも行われることがある「面接試験」

特にAO入試では面接での評価が合否につながる割合が大きいです。

面接の練習などは学校で教えてもらったり、塾で指導してもらうことができると思います。

実際に練習を行なっている方も、まだ知識がない方も

確実に合格を目指すために一度目を通してみてくださいね。

大学入試(特にAO入試)の面接

AO入試の面接

AO入試などで行われる面接には3つの種類があります。これらの面接試験はAO入試ではほとんどの大学・学部で行われます。

AO入試専門の予備校に通っている方は、面接対策などの指導を受けてご存知かも知れませんが、面接試験を受けるにあたって

最も重要なのが事前準備です。志望動機や志望校に入学らどんな学びを目指しているのか、また専門分野に関する知識や情報を

しっかりと持っておくことが大切です。

自分の考えをしっかり持っておけば、丸暗記しておく必要はありません。あなたの言葉でしっかりと話せた方が心象はよくなるでしょう。

また一つの注意点としては、面接の結果は合否判定に対して「重視する」場合と「参考にする」場合がありますのでそちらもチェックしておきましょう。

主な面接のタイプ

入試面接には大きく分けて3つの種類があります。

一般的な3タイプの面接
①個人面接
②集団面接
③グループ討論

ほとんどの場合、これらのタイプの中から選ばれます。

あなたが受ける大学の面接試験がどのタイプなのかをまず確認しておきましょう。そしてその面接タイプに合わせた対策を行い準備を進めて生きます。

大学によってはグループ討論と個人面接など2つのタイプの面接を行う場合もありますので、そちらも要チェックです。

各面接タイプの詳細

面接の種類

では個人面接、集団面接、グループ討論がそれぞれどのような内容で、どのように進められていくのかを紹介いたします。

また最後には「面接官が面接中にどんなところを見ているか」ということも紹介していきますので、面接対策に役立ててください。

個人面接とは

面接を受ける受験生一人に対して面接官が1~複数人で行われる面接のことを個人面接と言います。

これは多くの大学のAO入試面接で行われる一般的な方法です。

面接では様々なことを質問され、それに応えていくのですが、事前に提出している志望理由書などを元に質問されることが多いです。

志望理由書などの書類は提出してしまうと手元に残らないので提出する前にコピーととっておき、そちらの内容を元に対策を行いましょう。

また質問内容の一つに、志望分野と関係がある教科の問題を口頭で出されることがあります。

一人で複数の面接官に注目されるととても緊張してしまいますが、まずは良い答えを出そう、良いところを見せようとするのではなく、

質問をしっかりと聞き取ることに集中します。型にはまった返答ではなく、面接官と話をするように肩の力を抜いて話すよう心がけると

良い印象を持ってもらえるでしょう。

集団面接とは

個人面接とは違い、面接を受ける受験生数人と面接官数人で面接を行うタイプですね。

その大学を受験した人が多い時に行われることが多いです。

集団面接では、順番に質問されていくことがほとんどですが、他の受験生と同じ質問が来るとは限りません。

同じ質問を全員にされる場合もありますし、受験生全員にそれぞれ違う質問をされることもあります。

他の受験生と答えが被ってしまった場合も、なるべく言い回しを変えたり、表現を変えて質問に答えるとあなたらしさをアピールできるでしょう。

こういう場では、自分以外の人が「立派な人」に見えて来るものです。

ですが焦らなくても大丈夫です。みんな同じことを考えています。

重い空気に惑わされずに自信を持って受け答えしましょう。

グループ討論とは

受験生同士で討論を行うタイプの試験です。

複数の受験生同士であるテーマに沿ってディスカッションを行い、面接官はその様子を観察します。人数は多くても10人くらいになるでしょう。

グループ討論では自分にあった立ち位置(役割)を見つける必要があるでしょう。

例えば中心に立ってリーダーとしてその場をまとめる能力に自信がある場合は率先してリーダーを名乗り出ても良いでしょう。

グループ討論は論争するのが目的ではありません。議題の趣旨をしっかりと把握しメンバー全員で協力しながら議論を深めていくことで

面接官からは高評価を得られることでしょう。

あまり発言しなさすぎるのは良くないですし、逆に一人でずっと喋ったり、人の意見を批判しまくるのはよくないので注意しましょう。

面接官が受験生のココをチェックする

面接官

あなたが一番知りたいのはこれではないでしょうか。「面接で面接官は受験生の何をいて評価しているのか」

おそらく面接試験を不安に思っている人や、億劫だなぁと感じている人は、これが原因なのかも知れません。

何を見られているのかわからない、何を質問されるのかわからない、でも見られてる、というのはとても緊張してしまいます。

質問内容は実際に面接が行われてから出ないとはっきりとした答えはわかりませんが

ですが多くのAO入試面接で、面接官が受験生のどんなところを見ているのかは

基本的にはほとんどの大学も一緒だと思います。

面接官が見ているポイント

面接官は受験生のどんなところを見ているかというと、まず学びたいテーマが明確でしっかりと目的意識を持っているかを見ています。

そして大学入学後に、実力を発揮できる学生を入学させたいと考えています。

そのため、志望する学部の分野に関する知識や理解度の高さをアピールすることが重要です。

また大学で積極的に学習していく熱意があることもアピールしましょう。

また面接というアウェイな状況で相手の話をしっかりと聞き、しっかりと自分の意見を正確に伝えるコミュニケーション能力もチェックしています。

基本中の基本ですが、身だしなみ、マナー、言葉遣い、教養が身についていることは必ず見られます。

続きを見る→【実際の面接の流れについて】