いざ小論文を書くとき、なんの準備もなく原稿用紙にあなたの考えを書き出しても
書きあがったときに読み返してみると、、、構成がむちゃくちゃ!ということになってしまった経験ありませんか?
AO入試専門の塾などに通って小論文の練習をしている人は一度は経験があることだと思います。
また独学で勉強しようと書いて見たことがある人も、こんな経験があるかもしれません。
小論文試験担当の人は内容はもちろんですが
文章構成もしっかりと見ています。
基本構成にのっとってしっかりと書き上げられているかを評価ポイントにしています。
せっかくあなたの意見がバッチリなのに構成でマイナス評価にならないように
構成ポイントを本番までにおさえておきましょう。
いきなり書き出さない!
小論文を書くときはいきなり原稿用紙に書き出すのはやめましょう。
せっかく意見を掘り下げて、論拠もしっかりかけていても、構成が小論文の正しい形にまとめられていなければ高得点は期待できません。
まずは何をすべきかというと、「構成のメモ」です。
まずはテーマ・問題に対してどのような意見を述べるか、その論拠は何かということどんな構成で書いていくかをメモしていくことです。
一般的に序論・本論・結論という形でメモしておくと良いでしょう。
基本構成
序論 | テーマに対して「論点」と「意見」を述べる。テーマへの問いをしまして、それに対してあなたの意見を簡潔に述べる部分。(〇〇について★★だと考える) | 全体の文字数の約5% |
---|---|---|
本論 | 序論で書いた「意見」の根拠を述べる。本論は序論で書いた意見を売らずける根拠を書いていきます。あなたの考え方、証拠などの事例を持ち出してあなたの意見がいかに正しいかを証明するポイントです。 | 全体の文字数の約80% |
結論 | あなたの意見を書く。結論は序論で述べたあなたの意見を、まとめて各部分です。序論と本論で書いたことを踏まえて、最後にはっきりとあなたの意見を示しましょう。 | 全体の文字数の約15% |
実際に小論文を書くときは上の表を参考にしてメモします。そして肉付けしながら書いていき完成度の高い小論文に仕上げています。
- 問題に対して意見が的を得ているか?(的外れになっていないか?)
- 論拠と意見に食い違い、矛盾点はないか?(しっかり裏付けされているか?)
- 具体例が問題と合致しているか?(関係性は高いか?)
AO入試に合格した構成の例
ここでは実際にAO入試を突破した小論文の構成の形を紹介します。
どうかけば良いかわからないという方はこちらを参考にして見てください。
主張力アピール型
序論 | あなたの意見を書き出す。 | 意見 |
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本論 | 自分の意見に対する理由とその分析。 | 理由・分析 |
結論 | 理由を踏まえてもう一度あなたの意見を書く。 | 意見 |
思考力アピール型
序論 | 資料の指摘を元に現状分析を書く。 | 分析 |
---|---|---|
本論 | 現状分析の中から問題を明らかにする。 | 問題発見 |
結論 | 問題点に対して解決策を提示する。 | 意見 |
読解力アピール型
序論 | 最初に資料から読み取った内容を書く。 | 資料の要約 |
---|---|---|
本論 | 資料の読み取り内容からあなた自身が分析したことを書く。 | 理由・分析 |
結論 | 意見 |
最後に
実際にAO入試で合格した受験生の80%以上の方は小論文を書き出す前にしっかりと構成をメモしています。
これは塾で練習するときにも必ず行うようにしましょう。毎回行うことで習慣になるので
本番緊張していても、焦らずあなたのペースで進めることができます。