AO入試対策専門塾や学校などで小論文対策を行う時は、それぞれの学部でよく出題されるテーマを知っておくことが大切です。
AO入試では多くの大学が小論文試験を行います。そしてその小論文試験は「ある学部で頻繁に出題されるテーマ」があります。
つまり学部の方針などによって独自でテーマを選定しているということです。
あなたが志望している大学・学部がどのようなテーマを頻出しているかをチェックして置くことで、情報収集しやすくなり、
また考えを深めていくのも容易になります。
志望大学に一発合格するために有効な対策を立てることができます。
このページでは医学系、自然科学系、看護系などでよく出題されるテーマを紹介していきたいと思います。
医学部などの医学系のテーマ
医学部を志望する人に求められる素質は以下のようなものになります。
1.医師にふさわしい考え方をもっていること
2.生命に関する思考判断力
3.医療研究への関心と基礎的な学力
医師にふさわしい考え方などを見るために、医療問題などのテーマを取り上げて対処法などを問います。
また生命に関する思考判断力を見るために社会に生じている医療に関する課題や先端医療技術に関するテーマを出題して解決法を考えさせます。
そして最後の医療研究への関心に関しては化学と医療の関係性、特性、限界などを考察させるテーマがよく出題されます。
自然科学系で出題されるテーマ
環境問題やエネルギー問題、科学技術の歴史と近年の進歩、情報社会に関するテーマが頻出される傾向にあります。
自然現象に関する問題に対する関心や観察力を見たり、仮説と検証などの化学的な考察がしっかりと行えるかどうかが求められるでしょう。
出題されるテーマの特徴としては、生活と身近な関係にある自然現象や、あなたが受ける学部の専攻と関わりの分野から出題されることが多いです。
また化学の進歩と現代社会の関係性についての意見を求められます。
また基礎知識を見るために、自然現象の原理現象の説明を求められるのも自然科学系学部の特徴とも言えます。
医療・看護系で出題されるテーマ
看護系・医療系学部においては、医学系とは少し異なり、人に対する思いやりの部分や、心のケア、コミュニケーション能力などが問われるのが特徴です。
小論文のテーマとしてよく選ばれるのは看護に関する考え方や、患者との向き合い方を問われる内容が多くなるでしょう。
健康や福祉に関する問題も出題されます。
社会が抱えている問題点として「子供」に関するテーマも頻出する傾向にあります。