小論文の書き方

AO入試や国公立大学の二次試験でも課されることがある小論文試験。

この記事では、AO入試で受かるための小論文の書き方のポイントをまとめました。

AO入試で高評価を得られる”小論文”の書き方!

小論文とは..?

小論文とは、あらかじめ与えられたテーマや題材について、自分の意見や考えを制限時間以内に文章にまとめるというものです。ただつらつらと自分の意見を書くだけではなく、文章を書く順序や構成なども評価の対象になるので、事前の対策が重要です。

塾で小論文対策をしている方は、おそらくすでに小論文の知識やスキルは身についてきているかもしれません。

ですがまだ塾に通っていなかったり、対策をしたことがない方は試験当日までにしっかりと対策を行っておきましょう。

【対策1】理論立てをしながら意見を文章で述べていく

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小論文は簡単にいうと作文のようなものですが、当然のことながら小学校の時と同じ感覚で各作文では高評価は得られません。

小論文で評価の判断基準になっているのが「なぜそう考えたか」という理由を理論立てて説明できているかという部分です。

「こう思いました」と書くだけではなく、「こう思った。その理由は〇〇だから」と言った具合に意見や価値観を盛り込んで書いていく必要があります。

大学受験の小論文で問われる力

  1. 与えられた課題を正確に読み取る力
  2. 意見を理論立てて主張する力
  3. わかりやすい文章構成で書く力

【対策2】小論文のタイプ

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大学によって求められる小論文の種類は異なります。志望校の傾向をチェックして適切な対策を立てていきましょう。

よくある小論文のタイプを紹介していきます。

自己型

自己型小論文は、その大学を志望のする動機や自己PRを書いたり、課題文を与えられ、受験者の価値観を尋ねるタイプです。あなた自身の特徴や今まで取り組んできたことなどを書き出し、自分の価値観、考え方を整理して対策します。

学部型

経済学部なら経済関係、医学部なら医療関係、法学部なら法律関係など、志望学部に関連したテーマで小論文を書くタイプです。志望する学部について入念に勉強し、資料や教科書を読んで対策していきましょう。

社会問題型

学科や学部にとらわれず、最近の時事問題やニュースで話題になったことなどがテーマになるタイプの小論文です。新聞やテレビの報道ニュースなどをチェックして、社会で今起こっている問題などを把握し、それについて調査してあなたの考えをまとめておきましょう。

【対策3】小論文の書き方・構成を練習

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小論文の構成の基本は「序論」・「本論」・「結論」の三つでまとめるのが一般的です。

初めて小論文を書く方は、書き出しに迷ったり、構成がわからなくて困ることがあると思います。

確実に高評価につながる書き出し・構成を知り、対策を行う必要があります。

小論文の序論(意見提示)

小論文の書き出しは意見提示から入ります。小説でいうと起承転結の「起」の部分になります。

この書き出し部分は、あなたが書く小論文の方向性が決まる部分なのでとても大切です。

一般的に小論文の序論ではテーマに対して自分の意見を書いて「こういう立ち位置で書いていきます」という宣言する形にもなります。

小論文の本論(意見の理由や根拠)

本論は小論文でのメインになる部分です。序論で書いたあなたの意見や考え方を、この本論で論理的・かつ客観的に根拠を示すことで高評価を得られる小論文になります。

難しく書いていますが、とても単純なことです。序論で書いたあなたの意見に対して「なぜそう思うか」という理由を書いていけば良いのです。

その理由の説得力を高めるために、根拠や例などを展開して書いていくとさらに読み手はあなたの考えを読み取りやすくなります。

試験官は小論文の構成や意見などを見て評価すると同時に、「しっかりと小論文の書き方を学んでいるか」というところも見ています。

ですので日頃から塾などで小論文の書き方とテーマについて対策を行い、経験を積み上げていくことが大切です。

【本論を書くコツ】
高評価を得る小論文を書くためには「十分な根拠を示した本論」が必要です。しっかりとした根拠を書くために、本論を書く前に、本論で書くネタをあらかじめ書き出しておきます。

本論を書きながら全体の構成を考えるのは思いつきで意見を述べているのと同じことです。これは小論文が苦手な人がしてしまいがちな失敗です。

本論の根拠・理由に厚みがあればあるほど小論文全体の完成度が高くなります。

小論文の結論(全体のまとめ・結論)

いよいよ結論に入ります。結論を書くときは残りの文字数をまず確認しましょう。そして序論・本論の内容のまとめを書きながら、最後にもう一度あなたの意見を明確に書きます。

結論を書くときの注意としては、序論や本論で提示していない新しい要素(考え方とか価値観とか)を持ち出さないようにしましょう。

内容をまとめられたら小論文の完成です。

最後に

小論文が得意な人もいれば、苦手な人もいると思います。ですが小論文試験で高評価を得られる論文が書けるかどうかは対策・練習を入念に行ったかどうかで決まります。今苦手だと思っていても、練習して知識・テクニックを身につければ得意分野にもなります。

要はコツを知っているかどうかです。AO入試対策塾で小論文のプロ講師に適切な対策を行ってもらい、完璧に完成度の高い小論文が書けるよう練習していきましょう。
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